

家族との時間を大切にできる環境だからこそ、介護の仕事にも全力で向き合えています。
特別養護老人ホーム大仙もずの音
介護職H.Yさん
PROFILE
介護を学ぶ専門学校を卒業後、豊中市の施設で介護福祉士として勤務。結婚を機に退職し堺市に転居。出産を経て、2022年にみささぎ会の特別養護老人ホームに入職。現在はパート勤務で育児と両立しながら、ご利用者に寄り添う温かい介護を実践。将来的には正社員としての勤務を目指している。
入職のきっかけ
介護の専門学校を卒業後、介護福祉士として勤務していましたが、結婚・出産を経て一度現場を離れました。それでも、介護の仕事への思いは変わらず、子どもが幼稚園で預かってもらえるようになったタイミングで、再び仕事を探し始めました。短時間勤務を希望していた私にとって、みささぎ会が柔軟に勤務時間を調整してくださったことは大きな決め手となり、入職を決めました。

経験があっても、一から丁寧に教えてもらえる安心の環境です。
私が介護職を志すようになったのは、小学生の頃に祖母が認知症を患ったことがきっかけでした。家族で介護をしたい気持ちはありましたが、やむを得ず特別養護老人ホームに入所することになりました。そのような経験から、施設に入所される方々には、できるだけご自宅に近い環境で過ごしていただきたいと思いながら、日々の介助に取り組んでいます。当施設では、たとえ介護の経験があっても、一人ひとりのご利用者に合わせた対応が求められるため、最初からすべてを任されるのではなく、先輩職員がマンツーマンで丁寧に指導してくださいます。過去の経験を活かしながら、着実に現場に慣れていける体制が整っており、とても働きやすいと感じています。

家族の声に向き合いながら、自分らしい働き方が実現できています。
入職当初は16時までの勤務でしたが、子どもが学童保育に通う中でストレスを感じていることに気づきました。介護の仕事はずっと続けていきたいという思いがあった一方で、家族に無理をさせたくないという気持ちもありました。そこで施設長に相談したところ、快く勤務時間を調整していただき、現在は13時半までの勤務となっています。家庭との両立ができる今、子どもたちは私の仕事の話を楽しそうに聞いてくれるようになりました。家族に支えられながら、介護の仕事に向き合える環境に感謝しています。

ご利用者の「できる力」を信じて、前向きに寄り添っていきたい。
介護の現場では、年齢とともにできることが少しずつ減っていくご利用者に対して、ご本人もご家族も不安や寂しさを抱えることがあります。しかし実際には、今日できなかったことが、明日にはできるようになることもあるのです。だからこそ私は、まず自分自身が悲観的にならず、明るい声かけや前向きな姿勢でご利用者・ご家族と接することを心がけています。小さな「できた」を見つけて一緒に喜び合える、そんな関係を築いていきたいと思っています。今はまだ子育て中で短時間勤務ですが、将来的には正社員として働きながら、ケアプラン作成などにも積極的に関わり、より深く介護の仕事に携わっていきたいと考えています。
一日の流れ
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9:00
出勤・申し送り・身体介助
夜勤担当からの申し送りを受け、ご利用者の口腔ケアやトイレの介助を行います。
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9:45
おやつ・飲み物提供
ご家族からのおやつや飲み物を提供し、必要に応じて介助も行います。
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10:00
入浴介助
入浴されるご利用者の入浴準備と介助を担当します。
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12:00
昼食介助
配膳、食事・服薬介助を行います。
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12:30
口腔ケア・排せつ介助
昼食後の口腔ケアとトイレ介助を行います。
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13:30
退勤
食事情報の記録や翌日の入浴準備を済ませて退勤します。