

ご利用者や後輩の困りごとに気づき、率先して声をかけられる人になりたい。
特別養護老人ホーム大仙もずの音
介護職U.Mさん
PROFILE
短大で介護を学んでいた際に、実習先としてみささぎ会を経験。2023年に卒業後、当法人の特別養護老人ホームへ入職。丁寧かつ迅速な介護を心がけて業務に取り組み、2年目からは後輩の指導を担当するチューターを務めている。行事や食事会の企画も任されるようになり、現場を通じて着実に成長を重ねている。
入職のきっかけ
同居する祖父母の介護が現実味を帯びる中、少しでも役に立てるよう介護の知識を身につけたいと考え、介護を学べる短大へ進学しました。実習で訪れたみささぎ会では、ご利用者と職員が心から楽しそうに会話を弾ませておられ、不安な様子にも自然に声をかけて寄り添う姿を見て、私もこうした環境で学び続けたいと強く思い、入職を決意しました。

先輩や同期に支えられて、自分のスタイルが見つかりました。
ユニット型施設では、食事時以外は職員1人で10名のご利用者を担当します。入職時は、学生時代に習得した丁寧な介護と忙しさの狭間に戸惑う日々でしたが、素早く丁寧に業務をこなす先輩の姿を見て学びました。実際の介助を見せていただき、教えを何度も練習したことで少しずつ自分なりのやり方が形になっていきました。また、認知症や帰宅願望に関する定期研修や、同期と一緒に受講する学びの場は、悩みを共有できる心強さにもつながり、もっと頑張ろう、という思いを強くしてくれます。

ご利用者の笑顔を見ると、自分の努力が報われたと感じます。
2~3年目からは行事や食事会の企画にも関わるようになりました。その一つとして、先日ご利用者をサーカスにお連れする外出企画を担当。外出を伴う行事は準備も多く不慣れなこともありましたが、先輩に教わりながら進めました。当日は「ドライブだけでも楽しい」「またやってほしい」と嬉しいお声かけをいただき、ご利用者の喜ぶ姿を目にしたとき、これまでの努力が報われたと強く感じました。これからも笑顔をお届けできるよう、ゆっくり話すことや笑顔を意識し、ご家族や後輩が気軽に声をかけやすい雰囲気づくりにも努めています。

視野を広げ、心にゆとりをもって行動したい。
以前は人見知りで緊張しやすく、入職当初は自ら会話に入ることも少なかったと感じています。それがチューターとして後輩に関わるなかで、声をかける機会が自然に増えていきました。分からないことは一緒に先輩に確認したり、多様な考えに触れる中で、知識を得る楽しさや、人に話しかけることの成長を実感しています。今後は、自身が先輩にしてもらったように、ご利用者や後輩など困っている方に自ら声をかけられる人になりたいです。そのためにも、周囲を見て気づく視野の広さと、心にゆとりをもつことを大切に育んでいきたいと思います。
一日の流れ
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16:30
出勤・申し送り
日勤のご利用者の様子などを看護師から引き継ぎます。
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18:00
夕食介助
配膳、食事、服薬の介助を行います。
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19:00
就寝介助
就寝されるご利用者の介助を担当します。
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19:30
休憩
休憩室でリラックスします。
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20:30
夜勤開始
遅出のスタッフが帰宅後、一人で夜勤を担当します。
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21:30
巡回
1時間ごとにご利用者の様子を確認し、必要に応じて介助を行います。
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7:00
起床介助
声かけや移動の介助を行います。
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8:00
朝食介助
朝食の配膳や服薬の介助を行います。
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9:30
退勤
日誌を作成し、日勤担当へ引き継いで退勤します。